読書感想文「LIFE SHIFT」

著:リンダ・グラットン/アンドッリュー・スコット

良かった点(納得した点):本当に人間の平均寿命が100歳になるのか是非はともかく、長寿で健康的な生活になってゆくのは間違いなく、それでいて科学技術の発展スピードは緩やかになるどころか早まっているがゆえに、今後どのような行程を経て、どのような価値観になってゆくのかの展開はわかりやすく、結論として30年前に支配的であった人生プランの価値観はまるで現実的ではなくなっているという導きが丁寧にされているため、一面的ではあるが最近の世代間の価値観の相違に対して一定の理由付けが行われている点

悪かった点(納得できてない点):結論としては個人や社会の気づき、あるいは過渡期の犠牲を土台に、変革を緩やかに行っていくしかないということで、とにかく自分がやられ役にならないように頑張れ。以上の解決先を考えにくい点。またこの手のテーマにありがちな「女性問題」については踏み込んだ内容になっておらず、よくある理想的な文句、「お互いのことを一人ひとりが考えて行動しなければならない。」となってしまっている点

感想:このひとはいつもシフトをおしているなとおもいました。

※免責:弊社代表の個人的な感想です。

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