疫学用語はかっこいい

どうも。私です。

世間ではコロナウィルスが蔓延しているとニュースですね。みなさま体調にお気をつけください。

ところで疫学用語ってかっこよくないですか?厳密には疫学用語ではないのかもしれませんが、下記のような用語ということでイメージを共有できればと。

エンデミック
エピデミック
パンデミック
アウトブレイク
バイオハザード
ペイシェント・ゼロ
スーパースプレッダー

なんか映画とかゲームに出てきそうなカタカナですよね。
バイオハザード:アウトブレイクなんてもうまんまそれやんけと。

さて、ところでウィルスってなんで人に感染するんですかね?それは、それが彼らの生存戦略だからです。広く自分の子(ウィルスは生物じゃないんで正確にはコピーっぽいもの)をを色々な環境に送り込むことが彼らの種族としての戦略だからです。

人に感染る→人が咳なりくしゃみなり濃厚接触なりで他の人に撒き散らす→それで他の人にも感染る。

だから、ウィルスからすれば実は人は死なずに元気なまま咳やらくしゃみやらをまき散らかし続けてくれればいいんです。そうすれば、それこそ人類が地球全てを住処として、次は宇宙行こうか。火星行こうか。となっているが如く、ウィルスも次はどの人行こうか。次は外国の人行こうか。ってなるんです。

だから致死率の高すぎるウィルスって戦略的には正しくないと思っています。ちょっと前流行ったエボラ出血熱やらなんやらは致死率が高すぎるのであまり流行りませんでした。それでもアフリカを中心としてえらい騒ぎになりましたが。
(ちなみにエボラも殺すつもりで出血させるんじゃなく、出血させることで体内にある病原菌を体外に放出して、次の感染者に撒き散らすのが目的で、それで感染者が死ぬことは想定していなかったんだと思います。)

さて、コロナばっかり言ってても仕方ありませんので、せっかくなので少し賢そうなことを。

トイレットペーパーやらティッシュやらマスクやら、世界的に品薄になっている製品があります。こうなってしまったのはデマが発祥ですが、実際問題現在品薄状態になってしまっているとほとんどの人間にとって迷惑な事態になってしまっています。これっていわゆる「囚人のジレンマ」状態なんですよね。

ある人間が「トイレットペーパーがなくなるなんて嘘やろ」ともし見抜いていたとしても、他の人間がトイレットペーパーがなくなると信じて買い占めるかもしれないという仮定の想像を払拭することができない以上、買い占められてお尻を拭けないという悲劇を回避するため、自分も買い占めるしかないという状況です。

そう言う意味でこのデマは発生させた人は、それだけで悪質なんです。すでにデマだと証明されたとしても、それによって一度品薄が生まれたら、(あるいは生まれなくとも)二次発生的にトイレットペーパーを買い占める限定的合理性が生まれてしまうわけです。それを助長させているあまりにも悪徳な転売屋も、私は好きになれません。

ちなみにこの囚人のジレンマは色々なところで多かれ少なかれ存在します。同業他社との価格競争や、集合時間に遅れてくるやつ等々…

それに対しての有効な戦略は「しっぺ返し」とよばれるものです。つまり殴られたら殴り返す戦略を取ると「宣言」し、実際その通りに行うことで、相手にとって裏切るメリットを低減させているわけですね。

実際、人間関係でもその戦略を取るのが一番成功しやすいと言われています。

と、長くなってきたので、次回に移りましょう。では!

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